障害認定の申請方法


日常生活や労働に不便を感じたとき、障害認定を受けたいと希望する人もいるでしょう。このとき、どのような手続きをすべきかご存じない方もいるかもしれません。そこで、障害者手帳の申請方法をご紹介します。

まずは、交付申請書、障害者診断書・意見書、印鑑、自分の写真、マイナンバーの通知番号を持ち、市区町村の障害福祉の担当窓口へ出向きましょう。自治体側が障害認定に足るかを判断し、1か月から最大4か月の期間で審査を行います。障害等級に該当する場合、障害者手帳を発行するという流れです。

医師障害者診断書または意見書は、医師のみが発行できます。まずは病院で診察を受け、障害認定を受けられるかの判断を仰ぎましょう。障害年金を受けるべきと医師から判断を受け、初めて自治体へ障害認定の審査を依頼することができるのです。

なお、自治体ごとに障害認定基準は異なります。都道府県ごとに等級非該当割合が違うというデータも発表されました。ただし、不支給割合が高い県の結果を見ると、精神障害や知的障害に起因する申請者が多いです。自治体ごとの審査基準と考えるより、精神障害や知的障害の障害認定基準のハードルが高いと考えたほうがよいかもしれません。

精神疾患の障害等級


精神疾患に対する理解は、ここ20年の間で急速に広まりました。身体の疾患ではないので見た目にはわかりませんが、日常生活を生きる上では不便を感じることも多いと思います。そこで、経過や就労状況に応じて総合的に判断します。各等級別に認定基準を見てみましょう。

3級は、フルタイムでの就労が難しい程度の障害です。短時間就労者の場合、障害等級においては認定されないケースもあります。ただし、勤務先が就労上の配慮をしているなら、状況に応じて認定基準に達したものとすることもあるようです。2級は、身の回りのことの大半は自分でできる状態で、一部を家族等に援助してもらう人が該当します。3級か2級か、どちらに認定されるかの基準はあいまいです。

精神疾患によって1級の障害等級に該当することは、ほとんどありません。身体の障害の場合、寝たきり状態のような人に限られます。仮に障害等級1級と認められても、更新のタイミングで等級が下がってしまうことは多いようです。

統合失調症やうつ病などは具体的な認定要領が示されています。労働や日常生活の不便さに応じて設定されているため、実際の状況を医師に相談しながら、障害等級の認定に該当するかを確認しましょう。

障害年金の等級


障害年金は等級表が存在します。1級から3級までに分かれており、等級によって受け取れる金額も変わるという制度です。ここでは、障害等級についてご紹介します。

まずは、障害等級3級から見てみましょう。労働に制限が加わる程度、または制限を加える必要がある状態です。たとえば、両目の視力が0.1以下、言語機能に障害がある、指を失ってしまったなどが該当します。

障害等級2級は、長期にわたる安静が必要だったり、日常生活に大きな制限を受けたりする程度の障害の人が該当します。両目の視力を合わせて0.05~0.08しかなかったり、上肢の指がすべてなかったりする人などに認められる等級です。病院または家庭内に活動範囲が限定される人も多く、日常生活が極めて難しい状態と考えられます。

障害等級1級は、身の回りのことをかろうじてできるかどうか、という人が該当します。両腕や両足の機能に著しい障害があったり、座ったり立ち上がったりができなったりするような状態です。ほとんどの日常生活の行動に他人の介助を必要とするため、最も高い等級になっています。

なお、障害等級は障害の状況によって逐一変化するものです。障害が悪化または改善するたびに等級も変わるため、都度確認しましょう。

障害年金を活用しよう


あなたやあなたのご家族が心身に障害を抱え、労働や日常生活に支障をきたしていることはないでしょうか。日々の生活や介助も大変ですが、同時に悩みごととなるのは経済面も問題です。
受給制度を活用するために障害年金の申請をすべきですが、支給を受けるためには障害認定基準をクリアする必要があります。

まずは障害年金の等級から見てみましょう。3級から1級まで区分されており、障害の程度に応じて支給される金額も異なります。3級は労働に制限が加わる程度ですが、1級となると寝たきり状態になっている人も少なくありません。自治体では本人の状態を鑑みて審査を行い、障害等級を決定します。

精神疾患も障害認定の対象です。目に見えない疾患なので日常生活や労働への不便さが分かりにくいですが、確かに精神疾患は存在します。ただし、障害等級では3級または2級に該当することがほとんどです。1級で申請を受けることは極めてまれでしょう。

障害認定の申請方法は、自治体の障害福祉担当の窓口に指定の書類や印鑑を持って行くだけです。ただし、医師の意見を仰ぐ書類が必要だったり、審査を受けてから認定されるまで最長4か月かかったりと、何かと準備をしなければなりません。

障害年金は障害に悩まされている人の権利です。生活に対する支障をもとに障害等級を決定するため、あなたやあなたのご家族の状況を見ながら有効活用しましょう。当サイトは障害等級認定に関する役立つノウハウをお届けします。